太陽光システムの設置で起こりうるその他のトラブル事例

「電磁波は健康に悪い」という不安によるトラブル

太陽光発電システムの設置で生じる可能性があるトラブルとしては「近隣住民の不安」が挙げられます。システムから出る電磁波について、科学的には健康被害のリスクは極めて低いとされているものの、近隣住民の中には「電磁波が健康に悪いのでは」と不安を抱く人もいる状況です。

特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、そうした懸念がトラブルに発展する可能性もあります。施工前には住民への説明や配慮を行い、不安を軽減するための情報提供やコミュニケーションを心がけることが重要でしょう。

太陽光パネルに積もった雪が滑り落ちる落雪被害

太陽光システムを設置する場合、積雪地域はとくに注意しなければならないことがあります。太陽光パネルに積もった雪が一気に滑り落ちる「落雪」が問題になることがあるからです。屋根から落ちた雪が隣家の敷地や通路、車に被害を与える可能性があり、思わぬトラブルにつながるかもしれません。

落雪による事故を防ぐためには、落雪防止金具の取り付けや、屋根の向き・勾配を考慮した設計が必要です。また、事前に近隣へ落雪の可能性を伝えておくことで、トラブルを未然に防ぎやすくなります。

空き地で行う場合は雑草や害虫・害獣問題も

空き地や野立て型の太陽光発電設備では、雑草の繁殖や害虫・害獣によるトラブルが発生するリスクがあります。管理が行き届いていない場合、夏場に雑草が伸びすぎて発電効率を下げたり、周辺に虫が発生したりして近隣から苦情が寄せられることも少なくありません。

主な対策として、防草シートの設置や定期的な除草作業を行うほか、フェンスなどで動物の侵入を防ぐなどが挙げられます。無人での運用であっても「放置しないこと」が大切でしょう。

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